トゥールダルジャン。それはセーヌ河畔から望む輝く“銀の塔”を由来とする、パリ400年の歴史を持つ最高級フレンチレストラン。その唯一の支店がここ日本、東京のホテルニューオータニにある。
http://www.newotani.co.jp/tokyo/restaurant/tour/2月3日と節分の日という超絶覚えやすい誕生日に生まれた(自分で言うか!でも覚えてくれると嬉しいな←)私は、ひょんなことから今年の誕生日に、このトゥールダルジャンに行くことになったのであった…!
「ドレスコードがあるので着ていく服を考えてきてね」と言われ、「ど、ドレスコードですと…?」と焦る。
最近お気に入りのマーガレットハウエルのコーデュロイのワンピースで良いかなと父に聞くと、何を言ってるんじゃという顔をされた。ドレスコードと言ったらジャケットにワンピースだろうとのこと。
ジャケットにワンピース…この真冬に寒いではないか…!
ここ最近学生という身分を良いことにジーンズにダウンコートでぬくぬくと過ごしていた私には突然すぎるフレンチ旋風である。
できれば暖かく、かつドレスコードの条件にマッチするジャケットとワンピースの組み合わせを検討すること1時間、ようやく最適解を見つけたのであった…。
さらにパールとベージュの薄いパンストとハイヒールという我ながら重装備(寒いけど)でいざ出発。足がスースーする。
誕生日とはいえ研究は進めねば…というわけで浮くだろうなと思いつつもトゥールダルジャンの前に研究室に行くと、「ふだんと雰囲気違う!」と口々に言われる。
研究室でも誕生日をお祝いしていただいた。ありがとうございます(;_;)
あっという間に夜になり、いざトゥールダルジャンへ参上。
ホテルニューオータニに着くと、とりあえず入口で写真を撮りまくる。
入口から中に進むと、濃紺の絨毯が敷かれた道がずっと広がっていて、
両脇には骨董品ぽいものや著名人のサインが展示されている。
皇族の方々、歴代の首相、スポーツ選手、芸能人…と様々な著名人の直筆を見ることができて、面白い。
真っ白いピアノに巨大な壁画。こけないように一歩一歩踏みしめて歩く。
緊張で店内に入るまでにお腹いっぱいになりそうだ。
店内への入口には季節の花が飾られており、その日は珍しい桜が飾られていた。
そしてようやく店内に到着。「おお…」思わず仰け反る私。
高い天井。巨大なシャンデリア。前面に日本庭園のライトアップ。一席一席の間の空間が広い。

なんとか無事に席に着くと、大きく頑丈なクロスをかけられる。落としそうで怖い←
スパークリングワインで乾杯し、おつまみのレモンとなんとか(うろ覚え)のチップスをいただく。
チップスだけで複雑な味がする。おいしい。
一品目はタイラギのマリネ ヴィネグレット風味のポワロート菜の花
こっそりする必要はなかったのだが、雰囲気に圧倒されて写真を撮りづらく、こっそり撮ったので多少ブレているが気にしないでほしい←

二品目はフォアグラ プルーンのミルフィーユとラタフィアのジュレ
鴨のフォアグラを使用。プルーンの濃厚さがフォアグラの濃厚さにマッチする。

三品目はアンコウのベーコン包み焼き レンズ豆のラグーとオリーブソース
一番食べるのに難航した、アンコウだけに← ぷりぷりのアンコウ。

四品目は幼鴨のカシス風味 赤いフルーツのコンポートと蕪のグラッセ
濃厚で、それでいてしつこくなく、フルーティなソースととても合う。
表面はカリッと、中はモチッとしていて、今まで食べたことのない鴨であった。(食レポむずい…
自分が食べた鴨が何羽目の鴨か示されたカードをもらう。昭和天皇がパリ本店で食べた時の鴨が
53211匹目らしく、その鴨からナンバリングしているらしい。
私の食べた鴨は24万台であった。鴨の数からも、歴史を感じさせる。

デザートはライチと薔薇のエッセンス フロマージュブランのムースとグレープフルーツのシャーベット
ハートがかわいい。ふわっとしたチーズケーキ。シャーベットからもチーズケーキからも薔薇の香りがふんわりと漂う。

デザートまで頂いたところで、別室のラウンジに移動して食後のひと時を過ごすことに。
別室のラウンジはいかにも政治家がお忍びでいてもおかしくないような、薄暗く落ち着いた空間。
謎の肖像画?が厳かな雰囲気を作っている。

レモングラス等のハーブが入ったハーブティーと小菓子。小菓子と言っても全く小さくなく、← トリュフ、塩キャラメルショコラ、フランボワーズのムース、ヌガー、シナモン風味のマドレーヌが付く。
もう目もお腹も心も満腹であった。また来れますようにと祈りながら写真を撮り、帰路に着くのであった…。
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