第23回言語処理学会年次大会で発表しました
- 2017/03/28
- 21:01

今ラジオを聴いていて,DJが「部屋を綺麗に模様替えできたとか,ちょっとした幸せの積み重ねが,大きな幸せにつながるよね」という話をしていた.なかなかささいな幸せに喜ぶことを習慣づけることは難しいけれども,きっとその方が楽しく過ごせるよね,などと思いながら,この記事を書き始めた.どうもべりももです.
最近の自分のささいな幸せな出来事の一つに,3/13-17に開催された第23回言語処理学会年次大会で発表したことが挙げられる.
今年の学会会場だった筑波大学はつくばエクスプレスの終点つくば駅にあり,私は「所詮関東圏だし,つくばエクスプレス速いし」と甘く見積もって,全日自宅から通ったのだが,これがなかなか遠かった.しかも自分の発表の時は朝一番だったので,久々に朝5時に起床するということもあった.しかも連日懇親会で終電近くに帰っていたので,我ながらなかなかハードな1週間だった.今後筑波大学で開催される学会に参加する関東圏の学生諸君に申し上げたい.悪いことは言わない.つくばに泊まった方が良い.
あと,一般的にはどうでも良いかもしれない話.乗車時間が長いので,いつもつくばエクスプレスに乗る前にトイレに行っていたのだが,つくばエクスプレスの駅のトイレには石鹸がなかったのも個人的にはハードだった.最近ではインフル対策もあってトイレに石鹸を置いている駅が割と増えてきたと思っていたが,まだまだのようだ.つくばエクスプレスの社員さんがもしこの記事を読んでいたら,是非石鹸の設置を前向きに検討していただきたい.
話がそれた.言語処理学会だ.各発表について書いているときりがないので,ここでは概要に留めたい.やはり学会に参加すると,自分の研究に関連する最新の知識が得られることはもちろんのこと,どういうプレゼンの仕方をすると分かりやすいかといったプレゼンの作法も勉強できて,ありがたい.
また,企業スポンサーも約50社と多く,どの企業も自然言語処理という分野に注目しているのだと改めて感じた.懇親会でも企業の方が多く参加していて,下手に合同説明会に行ったりするよりも,学会で縁を作る方がよほど効率良く自分に合った就職先に就職できるのでは,と思った.
自分の発表に関しては,前述の通り朝一番で,しかも連日懇親会が行われていることも知っていたので,誰も聞いちゃいないのでは…と不安だったが,意外と多くの方に聞いていただけて嬉しかった(ささいな幸せその1).質問も突飛な質問は飛んでこず,沈黙もなく,自分の今後の研究に役に立つ質問が飛んできてありがたかった(ささいな幸せその2).懇親会でも何名かの方から発表を聞いてた+論文を読んだとコメントをいただけて,とても嬉しかった(ささいな幸せその3).初対面のしがない学生の人生相談にも気軽に応じてくれた先生もいらっしゃって,とても勇気付けられた(ささいな幸せその4).同じように日々研究に悩みながらも頑張っている友達が増えたし,そういった友達と悩みを共有できて嬉しかった(ささいな幸せその5).関わった皆様,ありがとうございました.
うん,たしかにこうやって挙げてみると,ささいな幸せがいっぱいあると,大きな幸せに見えるな.言語処理学会に参加したことは,ささいな幸せではなく,大きな幸せだった.これからも学会で新しい結果を発表し続けられるように,少しずつ自分の幸せの輪を広げられるように,頑張ろうと思う.
次回の学会レポートは直近だと人工知能学会全国大会@名古屋になるだろうか.実はつくばも今回初上陸だったが,名古屋も初….
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