独創力とは思慮深い模倣以外の何者でもない
- 2013/05/06
- 14:45
新社会人になってからあっというまに1ヶ月経ちました。
新社会人生活、満喫してます。
新社会人になってから変わったこと。
・早寝早起き(5時半起き、23時半か遅くても1時には就寝)
・寝つきが最高に良くなった(ベッドに入って3分以内には寝てる)
・というかお風呂でも電車の中で立ちながらでもどこでも寝れる
・飲み会が増えた(同期とか大学とか)
・グルメになった(アフター5を満喫!)
・常に時間に追われる感じ
・土日とか連休がすごく嬉しく感じる
・土日も学生の頃よりは早く起きるようになった
・最低限のメイクはするようになった(たまにしない時も←)
・通勤中に音楽聴くのがマイブーム。Frank Mccombかっこよす。
・あと月曜9時のガリレオを録画して観るのがマイブーム。実に面白い。
そして今はゴールデンウィークまっさかり!
暦通りに3連休→3連勤→4連休だけど。
今日であっという間にゴールデンウィーク最終日とはさびしー。
ゴールデンウィーク前半は横浜→お台場→東京タワー→スカイツリー
とどらいぶいってきたよ!波の音に癒されたー。

ゴールデンウィーク後半は映画「舟を編む」を見てきました。
感想は後ほど。
それから水族館にいってきたよ。イルカがかわいすぎた!

初任給で家族とBasiaを聴きにビルボードライブ東京に行ってきました。
が、演奏開始になってなんとBasia本人が喉を痛めて歌えなくなったとお知らせが!
公演中止?とざわざわしていたらメインボーカル以外のメンバーで演奏し、
ライブ代+飲食代はすべて無料にするとのこと。
びっくり!初任給で大盤振る舞いする予定が拍子抜けしたww
席は満席だったし、ディナー付きだったから、
ビルボードライブ東京は本当に太っ腹だと思う^^;
とはいえ、知っている曲も演奏していたし、
バンドメンバーは一流だしサイドボーカルがメインを歌っている
というレアな演奏が聴けたのでよかったw
こどもの日は、家族で自由が丘にお墓参りに行った後
モンサンクレールにいってきました。
1時間半待ちと激混みだったけど、
タルトミルティーユ(ブルーベリーのタルト)と
フロマージュクレール(チーズスフレのようなかんじ)
が素晴らしく美味だった!

近況はこの辺で、映画と本の感想を忘れないうちにメモ。
めちゃネタバレあり。
「舟を編む」
玄武書房に勤めるその名の通り真面目極まりない性格の
馬締光也(まじめみつや)が辞書編集部に配属され、
恋愛や友情を通しながら辞書の世界に没頭していく話。
特にはっとするようなシーンや際立つシーンはないんだけど、
じわじわと働くことの意味について考えさせられた。
用例採集や推敲を繰り返し、
15年かけてやっと1冊の辞書が完成する過程は、
地道な作業も無心に続け、着実に仕事をこなすことの意味を教えてくれる。
新社会人になったばかりの今、
この映画を観たのがとてもよかったと思う。
辞書を作る物語だから、言葉の意味に重きを置く演出で、
馬締が恋愛に関する言葉をどのように解釈して辞書に載せたのかとか、
林香具矢にどんな表現をもって告白の手紙を書いたのかが
詳しく描写されるのかなと思いながら映画を観ていたけど、
それらについてはほんの一部分しかわからない演出で、
でもそれがかえって観賞者の想像をかきたてて良かったのかもしれない。
最近読んだ本は話題の村上春樹の最新作。
「色彩を持たない多崎すぐると、彼の巡礼の年」
一通り読み終わった時は正直、
またノルウェーの森みたいなしゃれおつでオチのない話だなーw
と思っていた。
でも、妙に違和感の残る表現がいくつかあった。
(決定的に違和感が残った所を大ネタバレ。
335ページの「彼女は良い子でしょう?」という、
沙羅がクロについてつくるに聞いたセリフ。
沙羅とクロは全く知り合いではなかったはずなのに
なぜ沙羅はクロが「良い子」だと知っているのか…?
知り合いではない人の印象を聞くなら「彼女はどういう子だった?」
「彼女は良い子だった?」という聞き方になるはず。)
と、違和感の残る表現をすべてゆっくり読み直すと、
「こ、これ、ちゃんと犯人も謎もわかるようになっているし
ミステリーになっているじゃん!!」
という発見があってすごく面白かった。
「文学」が、「1つの文章から何通りもの解釈が考えられる芸術作品」
を指すのなら、この小説は間違いなく「文学」だと思う。
この小説にはところどころにインパクトの強い表現が含まれている。
1行目から
「大学二年生の七月から、翌年の一月にかけて、
多崎つくるはほとんど死ぬことだけを考えて生きていた。」
ですよ。死ぬことだけを考えて生きているってとても逆説的で、とても強烈だ。
しかも「大学二年生」という時期が、花の大学一年生を終え、
人間関係も固定化されてしまっている絶妙な時期をチョイスしていると思った。
また、この小説はしゃれおつながらも、漠然と共感できる表現が多く含まれている。
年頃の仲良し5人組というのは2でも割り切れず、ある種の緊張感をはらんでいるとか、
沈黙だけが聞こえてくるとか、挙げるときりがない。
しかし、村上春樹の小説にでてくる登場人物はなぜ、
「オムレツ」とか「マルゲリータのピッツア」とか、
「ツナサラダのサンドイッチ」とか専ら洋食を食べているのだろう。
しゃれおつすぎるだろう。
おかげで村上春樹の小説を読むといつも外国文学を読んでいる錯覚に陥る。
とはいえ、逆に村上春樹の小説で「肉じゃが」とか
「里芋の煮っころがし」とか出てきたら拍子抜けすると思った。
長くなってきたのでこの辺で。この小説はまだまだたくさん考察できそうです。
気が向いたら続き更新します←
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新社会人生活、満喫してます。
新社会人になってから変わったこと。
・早寝早起き(5時半起き、23時半か遅くても1時には就寝)
・寝つきが最高に良くなった(ベッドに入って3分以内には寝てる)
・というかお風呂でも電車の中で立ちながらでもどこでも寝れる
・飲み会が増えた(同期とか大学とか)
・グルメになった(アフター5を満喫!)
・常に時間に追われる感じ
・土日とか連休がすごく嬉しく感じる
・土日も学生の頃よりは早く起きるようになった
・最低限のメイクはするようになった(たまにしない時も←)
・通勤中に音楽聴くのがマイブーム。Frank Mccombかっこよす。
・あと月曜9時のガリレオを録画して観るのがマイブーム。実に面白い。
そして今はゴールデンウィークまっさかり!
暦通りに3連休→3連勤→4連休だけど。
今日であっという間にゴールデンウィーク最終日とはさびしー。
ゴールデンウィーク前半は横浜→お台場→東京タワー→スカイツリー
とどらいぶいってきたよ!波の音に癒されたー。

ゴールデンウィーク後半は映画「舟を編む」を見てきました。
感想は後ほど。
それから水族館にいってきたよ。イルカがかわいすぎた!

初任給で家族とBasiaを聴きにビルボードライブ東京に行ってきました。
が、演奏開始になってなんとBasia本人が喉を痛めて歌えなくなったとお知らせが!
公演中止?とざわざわしていたらメインボーカル以外のメンバーで演奏し、
ライブ代+飲食代はすべて無料にするとのこと。
びっくり!初任給で大盤振る舞いする予定が拍子抜けしたww
席は満席だったし、ディナー付きだったから、
ビルボードライブ東京は本当に太っ腹だと思う^^;
とはいえ、知っている曲も演奏していたし、
バンドメンバーは一流だしサイドボーカルがメインを歌っている
というレアな演奏が聴けたのでよかったw
こどもの日は、家族で自由が丘にお墓参りに行った後
モンサンクレールにいってきました。
1時間半待ちと激混みだったけど、
タルトミルティーユ(ブルーベリーのタルト)と
フロマージュクレール(チーズスフレのようなかんじ)
が素晴らしく美味だった!

近況はこの辺で、映画と本の感想を忘れないうちにメモ。
めちゃネタバレあり。
「舟を編む」
玄武書房に勤めるその名の通り真面目極まりない性格の
馬締光也(まじめみつや)が辞書編集部に配属され、
恋愛や友情を通しながら辞書の世界に没頭していく話。
特にはっとするようなシーンや際立つシーンはないんだけど、
じわじわと働くことの意味について考えさせられた。
用例採集や推敲を繰り返し、
15年かけてやっと1冊の辞書が完成する過程は、
地道な作業も無心に続け、着実に仕事をこなすことの意味を教えてくれる。
新社会人になったばかりの今、
この映画を観たのがとてもよかったと思う。
辞書を作る物語だから、言葉の意味に重きを置く演出で、
馬締が恋愛に関する言葉をどのように解釈して辞書に載せたのかとか、
林香具矢にどんな表現をもって告白の手紙を書いたのかが
詳しく描写されるのかなと思いながら映画を観ていたけど、
それらについてはほんの一部分しかわからない演出で、
でもそれがかえって観賞者の想像をかきたてて良かったのかもしれない。
最近読んだ本は話題の村上春樹の最新作。
「色彩を持たない多崎すぐると、彼の巡礼の年」
一通り読み終わった時は正直、
またノルウェーの森みたいなしゃれおつでオチのない話だなーw
と思っていた。
でも、妙に違和感の残る表現がいくつかあった。
(決定的に違和感が残った所を大ネタバレ。
335ページの「彼女は良い子でしょう?」という、
沙羅がクロについてつくるに聞いたセリフ。
沙羅とクロは全く知り合いではなかったはずなのに
なぜ沙羅はクロが「良い子」だと知っているのか…?
知り合いではない人の印象を聞くなら「彼女はどういう子だった?」
「彼女は良い子だった?」という聞き方になるはず。)
と、違和感の残る表現をすべてゆっくり読み直すと、
「こ、これ、ちゃんと犯人も謎もわかるようになっているし
ミステリーになっているじゃん!!」
という発見があってすごく面白かった。
「文学」が、「1つの文章から何通りもの解釈が考えられる芸術作品」
を指すのなら、この小説は間違いなく「文学」だと思う。
この小説にはところどころにインパクトの強い表現が含まれている。
1行目から
「大学二年生の七月から、翌年の一月にかけて、
多崎つくるはほとんど死ぬことだけを考えて生きていた。」
ですよ。死ぬことだけを考えて生きているってとても逆説的で、とても強烈だ。
しかも「大学二年生」という時期が、花の大学一年生を終え、
人間関係も固定化されてしまっている絶妙な時期をチョイスしていると思った。
また、この小説はしゃれおつながらも、漠然と共感できる表現が多く含まれている。
年頃の仲良し5人組というのは2でも割り切れず、ある種の緊張感をはらんでいるとか、
沈黙だけが聞こえてくるとか、挙げるときりがない。
しかし、村上春樹の小説にでてくる登場人物はなぜ、
「オムレツ」とか「マルゲリータのピッツア」とか、
「ツナサラダのサンドイッチ」とか専ら洋食を食べているのだろう。
しゃれおつすぎるだろう。
おかげで村上春樹の小説を読むといつも外国文学を読んでいる錯覚に陥る。
とはいえ、逆に村上春樹の小説で「肉じゃが」とか
「里芋の煮っころがし」とか出てきたら拍子抜けすると思った。
長くなってきたのでこの辺で。この小説はまだまだたくさん考察できそうです。
気が向いたら続き更新します←
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